前回、神の裁き、神に逆らう者の裁きは、再臨・終末を待つまでもなく、今既に起こっているという箇所でした。その具体的な三つの例が、今日の箇所で描かれています。


 まず一つ目は、罪を犯した天使たちです。4節です。次は、いわゆるノアの洪水です。5節です。これは、創世記6章以下に記されています。またそのときに、神は約束なさいました。9章11節です。だから終末の最後の裁きのときは、水ではなくて、火による裁きが想定されます。


 三番目はロト(ソドムとゴモラ)の例です。6~8節です。ここではソドム・ゴモラの滅びだけではなくて、正しい人の特徴も描かれています。不道徳な者たちのみだらな言動によって悩まれていました。よこしまな行為を見聞きして、正しい心を痛めていました。現代においても、同じ状況があります。神は平和を望んでおられます。それなのに、武力で戦争をはじめ、継続する人々がいます。更に、何も生み出さない軍備を増強することが必要だと信じる人々もいます。


 様々な暴力や搾取、不正や悪がこの世界にははびこっています。私達はそれゆえ心を痛めています。だからといって、「私達が正しい」と主張するわけではありません。「正しい人は一人もいない」というロマ書のパウロの主張を私達も受け入れます。しかしまた、本来正しくない私達が主イエス・キリストの贖いによって、正しい人として、神に用いていただきます。私達が、神に逆らう正しくない事柄に心痛めるとき、そこには神に従う道があります。


 最後に、9・10節です。信仰のあつい人、正しい人を神は守ってくださいます。だから私達は、恐れることなく、神に従い、それゆえに感謝と喜びを生きます。