前回は、あなたがた(私達)は、すばらしい喜びに満ちあふれているという箇所でした。なぜなら、信仰の実りとして、魂の救いを受けているからです。


 今日の聖書箇所では、この救いについて、もう少し詳しく描かれています。まず、預言者たちという視点です。10節です。この救いについて、預言者たちが注意深く調べました。それは、私達キリスト者に与えられる恵みです。彼らは、注意深く丁寧に調べました。その様子が11節です。二つのことに注目しましょう。まず第一に、この預言者の時代に既に、キリストの霊が彼らの中に働きます。第二に、このキリストの霊がキリストの苦難とそれに続く栄光を証します。それが誰をまた、どの時期を指すか、調べました。


 そしてその時期が自分たちの時代ではないと分かります。預言者の時代には、この恵みはまだ現れていません。12節最初の文章です。つまり預言者たちは、自分たちの時代には、この恵みは現れず、後の時代に期待するかしありませんでした。そして12節後半、天使たちでさえも、見て確かめたいと願うしかなかったものを、私達キリスト者は福音として既に与えられています。それだから、私達は様々な試練があったとしても、喜びの内に生きることができます。