この手紙を書いた人が願っていることは、思い出させることです。というのも、偽教師の危険が迫っているからです。危険が迫っている中で、私達にできることは、きちんと思い出して、立ち続けることです。まず手紙の受取人をほめます。12節です。既に授かった真理を知っているし、それに基づいて生活しています。しかしそれでも、惑わされる危険はあります。だから、思い出す・想起し続けることが大切です。13・14節です。この手紙の著者は、まもなく自分に死が訪れると覚悟しています。自分が死ぬ前に、大切なことを伝えておこうということです。


 そして、この世に生きている間は、体を仮の宿にしています。地上を旅する神の民という言い方があります。私達は、この世界を生きている間、旅人のようなものです。そしていつか、私達の国籍がある天、神の国へと帰っていきます。


 もうすぐ死ぬことを覚悟しているこの手紙の著者は、それでも自分が死ぬ前に、この後描かれていくような偽教師の脅威から、人々を少しでも遠ざけようとしています。


 最後は、15節です。私達は、絶えず思い出し続けることが大切です。この手紙に語られていく脅威の他にも、現代には現代の危険・誘惑・脅威があります。それらの様々なものから、私達が守られて信仰を全うするためには、主イエスを通して、神から与えられた恵みを絶えず思い起こして、感謝と喜びをもって歩むことです。


 今日からはじまった新しい一週間も、神の恵みを思い起こしつつ、歩みましょう。