先週・前回は、イースターの特別な礼拝でした。ルカを離れてヨハネから復活の記事を読みました。今日からルカに戻ります。
ルカによる福音書も終盤になってきました。今日のいちじくの例えは最後の例え話です。29~31節です。この自然の植物などの様子をみて、季節を感じるのは、日本でも同じです。夏が近づいたのが分かります。夏が近づくのは毎年のことですが、神の国(再臨・終末)が近づくのは一回限りのことですから、違いますが、それでも前兆を読み取ることはできるのです。
ただしそこで大切なことは、「はっきり言っておく」と言って語ります。32・33節です。この言葉を今日のメッセージの中心にしてもよい位です。天地は滅びるが、主イエスの言葉は滅びません。なぜ私達教会が様々に姿を変えつつもずっと終わりの日まで続くのかといえば,主イエスの言葉は滅びないからです。
そして後半では、鈍くならないように、目を覚まして祈ることが勧められます。34~38節です。心が鈍くなると、季節の変わり目のしるしを見出せなくなります。それと全く同じに私達の心が鈍いと、主の再臨の日、終末のしるしも分からなくなってしまいます。襲いかかるその日を逃れて、主の前に立つことができるように、私達は目を覚まして祈っていることが大切です。
これは何も、いつも神経を高ぶらせて身構えているということではありません。静かな落ち着きの中で、私達は祈り続けます。