今日の聖書箇所は、前回の続きで、ファリサイ派の人に招かれて食卓の席についておられます。その席で、主イエスはファリサイ派の人々について厳しいことを語られました。その最後が、42~44節です。


 それに対して、律法の専門家が、「私達をも侮辱することなる」と反論します。そして主イエスは、律法の専門家をも批判します。46~52節です。痛烈な批判です。背負いきれない重荷の話、預言者の血の責任。そして自分たちばかりか、人々が入るのも妨げる罪。指導者には、(ファリサイ派やそれ以外の)一般の人々よりも重い責任があります。それだけに、その責務を果たさないことの罪は大きいのです。私達牧師、伝道者、役員は、気を引き締めなければならないでしょう。


 そしてまた私達は、この問題を、私達とは無関係な、ユダヤ人だけの問題だなどときりすてることはできません。もしも私達が、「自分たちは、大丈夫、彼らはだめだ」などという考え方をはじめたら、私達も彼らと同じです。私達も多くの血の責任があります。しかし主イエスはその全てを十字架につけて滅ぼしてくださいました。だから私達は、まっすぐに正義の実行と神への愛を生きることができます。