今日は、一年で最初の礼拝ですから、例年通り、ローズンゲン(日々の聖句)の今年の聖句に聴きます。


 まず、第295版の序を紹介しましょう。…


 何が良いもので、何がそうでないかの吟味がまず必要です。そして良いものが分かったら、それを大事に・大切にすることです。


 しかしこの聖句よりも、16~18節の聖句のほうがなじみ深いのではないでしょうか。実際に信徒の方のお部屋や病院、施設でこの聖句を見たことがあります(主にお見舞いのときです)。多くの方が大切にしておられる聖句です。人によって、最初の三つの言葉だけ(感謝しなさい、まで)であったり、18節後半を含む方もおられます。しかし文脈としては、22節まででひとかたまりと捉えるべきでしょう。


 何が尊重すべき良いものであり、何が遠ざかるべき悪いものか、吟味が必要です。そのときに大切なのが、霊の火と預言です。霊の火とは、聖霊のことであり、残念ながら様々な異端と考えられる人々は、悪霊と聖霊を勘違いして、悪霊に従ってしまいます。決定的な違いは、喜びと祈りと感謝です。


 聖書的な勧めの一つの大きな特徴は、悪いものはたたきつぶしてしまえ、滅ぼしてしまえ、ではないことです。遠ざかります。私達が滅ぼさなくても、神が滅ぼしてくださいます(ロマ12章19節)。どんなに華やかに栄えているようにみえても、悪の勝利は一時的なものです。神がおられるので、私達は何者も恐れません。


 今はじまったばかりのこの一年、掌理される神、主イエスに信頼して、恐れることなく喜びと祈りと感謝に生きましょう。良いものを大事にして日々を暮らしましょう。