ペンテコステ、おめでとうございます。


 この日によく読まれる聖書箇所は、使徒言行録の2章です。ペンテコステは教会の誕生日とも言われます。この聖書箇所が最初のペンテコステだからです。


 ペンテコステは、イースターやクリスマスと共に、講解説教をお休みして、特別な聖書箇所を読むことの多い日です。しかし今日は、講解説教で、聖霊の箇所ですので、講解説教を続けます。


 どういう文脈かといいますと、まず主イエスはファリサイ派の人の家で食事をします。しかしそこから、ファリサイ派の人々や律法学者の方々への厳しい批判になります。イエスがそこを出て行かれると、群衆が足の踏み場もないほどに集まってきます。そこで主イエスが弟子たちに注意するのは、偽善に気を付けなさい、ということです。そして本当に恐れるべき方を知ることで、私達はこの世界の何者も恐れることがなくなります。そういう文脈で、主イエスの仲間であると告白することの大切さを語ります。8節です。そしてその逆も事実です。9節です。


 そして、主イエスの悪口をいう話になります。10節です。主イエスの悪口をいうことさえ赦されます。ただ聖霊を冒涜する罪だけは赦されないのです。具体的に何があるかといえば、何よりもまず、「イエスは主である」と告白することの真逆のことでしょう。聖霊を冒涜するならば、「イエスは主である」と告白できません。それは悔い改めに至らないので、赦されることもありません。


 また権力者の前での言い訳や発言を前もって考えておく必要もありません。聖霊が教えてくださるからです。11・12節です。


 私達に必要なことは、私達を常に助けてくださる聖霊に信頼して、安心して生きることです。