前回はイースターで、同じルカ福音書の中でも特別な箇所から御言葉に聴きました。今日は講解説教に戻ります。前回(先々週)は、洗礼者ヨハネの誕生の箇所でした。今日はこのときに、ザカリアが歌った賛美の歌、預言の言葉です。
ザカリアの言葉自体は、前半と後半の二つに分けて、みてみましょう。まず前半です。68~75節です。まずザカリアは、ほめたたえよ、と、宣言します。その理由は、預言者たちの口を通して語られたとおりに、神は救いを解放をくださるからです。そうして私達は、恐れなく主に仕えます。それは、生涯、主の御前に清く正しくあることです。私達の人生には様々な困難があります。それは、キリスト者だから少ないということはありません。しかしそうだとしても、私達は必ず敵の手から救い出されます。神は、私達に対する憐れみをお忘れになることはありません。
そして後半です。76~79節です。ヨハネが預言者と呼ばれること、そして主に先立って道を整えることが語られています。罪の赦しによる救いを告知します。神の憐れみによって、主イエスという光が訪れます。ここにも様々なことがありますが、今日は特に、平和の道に注目しましょう。主イエスが与えてくださる平和のゆえに、私達は争い・戦いの道ではなくて、平和の道をいきます。
そして洗礼者ヨハネの成長が語られて終ります。80節です。さあ新しい一週間、この平和の道を歩みましょう。